アクチュエータの調整をしてみたら完全復活ッス!!
やっぱり原因はアクチュエータでした。
というのはウソでエキマニ上のバキュームパイプのジョイント部分の緩みが原因でした。
上の画像中央あたりで奥の方にあるジョイント部分が今回のトラブルの元でした。
ここが緩んでいて過給圧が逃げていたみたいです。
ある日ふと緩みに気づいて締め込んだのですが、それから圧がアクチュエータにきちんとかかるようになって過給圧が上がらなくなっていたみたいです。
それまでが問題なく制御できていただけに気づきませんでした(^^;)
ただスッキリしないのが、ここが緩んでいて過給圧が逃げていると、構造上は逆に過給圧がかかりすぎてしまうような気がします。
なぜ逆の症状だったのかナゾです。
直ったので深くは追求しませんが、暇な時に調べてみます。
緩んでいる時は最大過給圧0.8Kで安定していて締めたら0.5K程度でしたので、0.3K分が逃げていたんでしょうね。
EVCの設定も漏れた状態でセットしていたみたいです。
完全に緩んで圧がダダ漏れなら気づいたのでしょうけどねぇ。
これが以前タービン単体の時に測ったデータですが、Aの寸法を50mmに設定していて最大過給圧が0.5K程度でした。
(※A右横の寸法28.5mmは、Aが変わればもちろん変化します。)
今回計測した結果ですが、動作開始をロッドが0.5mmストロークとした時とすると、
A=50mm時 0.5Kぐらい(0.6K時には1.0mm)
A=51mm時 0.6~0.65K(0.7K時には1.0mm)
A=52mm時 0.7~0.75K(0.8K時には1.0mm)
A=53mm時 0.8Kぐらい(0.9K時には1.0mm)
となりました。
1mmで0.1Kぐらい変化するみたいですね。
(ロッドのネジサイズがM6xP1.0なので、1回転で0.1K変化)
このデータを元にロッド長を調整するのですが、使用するタービンや排気系の仕様により変わってきますので参考にされる方はその辺を加味してくださいね。
僕の車ではA=53mmにセットしたら最大過給圧が0.7Kになりましたので、アクチュエータが動作しだす圧と同じみたいです。
これを知っていたら目標圧力(0.9K)になりそうなA=55mmにしたのですけど。
次の機会があれば再調整します。
参考までに僕の車の仕様は
エンジン HKS87パイピストン以外はフルノーマル
タービン GT-SSで排気側フランジ内径をガスケットのサイズまで拡大加工
マフラー メイン80パイで途中から90パイで内径70パイのサイレンサ取付状態
アウトレットパイプ HKS エクステンション
触媒 メタル150セル
フロントパイプ KSPの60.5パイx2-76.3パイ
となってます。
おまけ。
O2センサの電圧測定結果。
(暖機後に無負荷で2000rpm時、0.1~0.3V⇔0.6~1.0Vと繰り返せば問題なし)
フロント側はOKでしたが、リア側は壊れているみたいでした。
電圧がほぼ0Vのままでまったく変化しませんでした。
数値が13.0前後の時や16.0前後の時もたまにあります。
エアフロの電圧測定結果
(暖機後、アイドリングにて約0.9Vとなれば問題なし)
フロント側 0.87Vぐらい
リア側 1.0Vぐらい
という事でFとRに差はあるような気がしますが、普通に走れるので問題なしかなぁ。
コメント